リトミック

今年度最後のレッスンは、スペシャルコンサート(おかやま内科児童発達支援事業所さん)

1年間一緒に音楽を楽しんできたメンバーでレッスンをするのは3月が最後です。
事業所での楽しい思い出の一つになるよう、3月最後のレッスンはコンサートをお届けしました。

子どもたちに届けるコンサートは、静かに聴く・お行儀よく座る訓練を目的とはしていません。
リトミックを通して音楽を聴く力を育んできた子どもたちが心で音楽を感じ、今年度一緒に過ごしてきた仲間と「音楽って楽しいね!」を共有する場
です。
今回のコンサートは、ドラムの岸川マサアキ先生をお招きし、ドラムとピアノのセッションをお楽しみいただきました。

最初に、なぜパートナーにドラムを選んだのかお話させていただきます。

迫力のあるドラムは、子どもたちの聴覚を刺激します。
それだけでなく、上下左右に腕を動かしながら1秒にたくさんの音を叩く姿は、視覚で楽しむことができます。
子どもたちに聴覚・視覚的刺激を与えながら、一緒に楽器を演奏したりスカーフを使って音楽を表現することで触覚を刺激していきます。
どのタイプの子どもも楽しめるステージになると考えました。
(※どのタイプ:感覚の特性が視覚・聴覚・触覚どのタイプの子でも)

演奏する曲は、子どもたちがレッスンで歌っている音楽・知っている音楽を中心に選びました。

おかやまさんでコンサートを開催したのは初めてです。
子どもたちが飽きないように準備をしましたが、ずっと聴いていられるか…ドラムの音を怖がらないか…など不安もありました。

コンサートがはじまった瞬間、その不安は吹き飛びました!
みんな、目をキラキラさせて生のドラム演奏にくぎ付けになっていました。
途中でお茶を飲みに行ったり近くにある本棚の絵本を開いたり自由に楽しんでもらうつもりのコンサートでしたが、全員その場から離れずに30分間ずっと集中して聴いてくれました。

ラテンの音楽では、みんなノリノリ!
おしりをプリプリ振ってリズムを感じる子、手をブンブン回してリズムを取る子、ドラムに負けない音で元気に楽器を演奏してくれる子、自由に音楽を感じてくれました。

コンサートに対して”子どもを型にはめるのではなく、自然に音楽を楽しんでもらいたい”という想いがありました。
私が想像していた以上に心で音楽を楽しんでくれているのがよくわかり、とても嬉しかったです。

おかやまさんの先生方もみんなの姿を見てとても喜んでくださり、またコンサートを開催させていただけそうです。
次回も楽しみにしていてくださいね。