リトミック

1月の発達支援リトミックの様子(おかやま内科児童発達支援事業所さん)

1月の発達支援リトミックは、お餅つきを楽しみました。
自分でお餅をついて、焼いて、食べる。
大半の子がやったことのない動作を、絵と私の動きを見ながら想像力を膨らませて、みんなのオリジナルのお餅つきを表現してくれました。

今回は、8月にお話した大人しく控えめ男の子・Kくんです。前回のKくんの記事はこちらです。

視覚で音楽を楽しむKくんは、ピアノの隣に置いてある机に両肘を置き、頬杖を付いてピアノを眺めるのがお気に入りです。
最初の頃は、リトミックの輪の中に入らないKくんを心配して輪の中に誘ってくれていた事業所の先生方にKくんは視覚で音楽を楽しんでいることをご理解いただき、Kくんの好きなスタイルで音楽を楽しんでもらっています。

頬杖を付いていると身体を大きく動かすことはできないのですが、Kくんなりの楽しみ方をしています。
みんながお餅になって「ぷくっ」と膨らむ動作をジャンプして楽しんでいるとき、Kくんは頬杖を付いたまま、お尻を「ぷりっ」っと振ります。
お餅がも~っと大きく膨らみ、みんながと「ぷ・ぷ・ぷ・ぷっぷー」と両手両足を伸ばしているとき、Kくんは頬杖を付いたままお尻を左右にぷりぷりと振ってくれました。

ピアノを眺めることに満足すると、自然に輪の中に入ってリトミックを楽しみます。
動くことに満足すると、またピアノを見に来ます。これらを繰り返すKくんの動きはとても自然でリラックスしています。

視覚的に音楽を感じてもらう大きなふわふわ布は、Kくんの大好きな教具です。
先生方に大きなふわふわの布の端を持ってもらうと、一目散にふわふわ布の中に入るKくん。
先生方が音楽のまとまりに合わせて布を上下に揺らすと、Kくんの「楽しいー!」が溢れ出て、両手を胸の近くに持ってきてたくさん振っていました。

Kくんの意志に任せて音楽に触れられるようになってから、Kくんの表情は明るくなり、表現がとっても大きくなりました。

どんどんた大胆になっていく、今後のKくんの表現が楽しみです。