リトミック

6月の発達支援リトミックの様子(おかやま内科児童発達支援事業所さん)

雨に紫陽花の花がきれいに映える季節となりました。
6月の発達支援リトミックは、雨のおさんぽを楽しんでいます。
雨が降ったりカエルに会ったり、「雨も楽しい!」と思ってもらえるようウキウキした雨の内容になっています。

今回は、初めてリトミックに参加したKちゃんのお話です。

今月のわらべうたは、雨のわらべうたを歌っています。雨の音を口と身体で表現します。
今月のわらべうたはこちらです。
Kちゃんは、小雨を表現して小さな声で「ポツポツ」と歌っているときはそっぽを向いていました。
私が「ザー!!!」と大きな声で大雨を表現すると、パッとこちらを向き、私よりも大きな声で「ザー!!!」と嬉しそうに真似をしてくれました。
わらべうたは繰り返し何度も楽しむのですが、何度歌ってもKちゃんは大きな声で「ザー!!!」と歌ってくれました。

Kちゃんは、とても反応がいい子だなと感じました。
この反応は”音”に対する反応であることが、次の「あいさつ」でわかりました。

「あいさつ」では、一人ずつリズムに乗せて楽器を叩きます。今回は電子ドラムパッドであいさつをします。
ほかの子があいさつをしている間、壁を叩いていたKちゃん。
待っていることに飽きてただ闇雲に壁を叩いているのではなく、あいさつのリズムに合わせて叩いていました。
パーカッション代わりに壁を使っていたようです。
さぁ、kちゃんのあいさつの番。
すごく喜んでくれると思ったら、電子音に違和感があったのか、電子ドラムパッドには触れませんでした。
少しずつ慣れていってくれたらいいなと思います。

音楽に乗せて歩く・走るなどを楽しむ「動く時間」は興味を示さなかったkちゃん。
みんなの輪の中には入らず、壁の方を向いてピアノの音に合わせて壁を叩いていました。

次にスティックを2本渡し、トントンと床を叩いてリズムを表現する「リズムを楽しむ時間」。
スティックを持ったkちゃんは目の輝きが変わり、みんなの輪の中に入り、リズムに合わせて上手に床を叩きました。
そのうち、どこを叩くといい音が出るか、みんなの輪から抜け色々な所を叩き始めました。
床、壁、窓、机、色々なところを叩いた結果、kちゃんがいちばん気に入った音は机でした。
机は空洞があるのでほかの所を叩くよりも響きが良く大きな音がしました。
かなり大きな音だったので、先生が「床を叩こう」とkちゃんにアドバイスをしてくれました。
一回床を叩いてみましたが、やはり大きな音がする机がいいようで元気いっぱい机を叩いていました。

kちゃん、初めてのリトミックは自分で気に入った音を発見できました。
次はどんな音を見つけてくれるのかな?楽しみです。