リトミック

9月の発達支援リトミックの様子(おかやま内科児童発達支援事業所さん)

暦の上では秋ですが、まだまだ暑い9月。

9月は、みんながアイスになったり、マラカスをアイスに見立ててふって、「涼」を楽しみました。

みんながアイスになる音楽では、カチンコチンに凍ったアイス(緊張)・溶けてしまうアイス(弛緩)の動きを体験してもらい、緊張弛緩の動きを通して動きのコントロールが自由にできるようサポートします。

さて、今月は色や柄にこだわりのある、オシャレなMちゃんのお話です。

リトミックの時に、ほかの子が自分の使いたかった教具を使うと、「ギャーッ」と泣き出してしまいます。

自分がアイスに変身しているときは、笑顔いっぱいで参加してくれていましたが、アイスに見立てたマラカスが出てくると笑顔が曇り、「ギャーッ」と泣きだしてしまいました。

自分のほしかった色が取れなかったようです。

こうなってしまうと、今までのMちゃんはその後のリトミックに参加できなくなり、少し離れたところで事業所の先生とリトミックを見ていました。

今回のMちゃんは違います。

マラカスをふるアイスの音楽の途中には涙が止まり、みんなと一緒にマラカスを振って演奏することができたのです!

自分で気持ちを切り替え、次の活動に移ることができました。すごい!

即座に気持ちを切り替えることは、とても難しいです。特に女の子は切り替えに時間がかかると感じます。

私も苦手です。

リトミックで行う即時反応は、音が変わったらパッと次の動きに切り替えます。
私は、日常生活においても即座に切り替える能力を高める効果があると考えています。

リトミックを通して、みんなが過ごしやすい毎日になるサポートができたらいいなと思っています。