2022年のミュージック活動を皆勤賞で参加してくれているFくんのお話です。
ドレミの音程に合わせて、腕を上げてくれるようになりました。
その腕の高さは、回を重ねるごとにどんどん高く上がり、毎回嬉しく思います。
10月は、手の甲が頭を超えました。
私はそれが嬉しくて、途中、どしーんと音が急降下するのが楽しいプログラムなのに、ふつうに真ん中のドから高いドまで音階を弾いてしまうところでした。
危うく、みんなのお楽しみを弾き損ねるところでした(笑)。
そして、腕を高らかにあげてくれた次のプログラムでは、満面の笑顔で鈴を振ってくます。
次に演奏する、”さんぽ”では、音楽が止まると、赤信号のピクチャーカードを出し、私は”赤!”と言いながら手を挙げます。
Fくんも手を一緒に挙げてくれるようになり、職員さんと共にその変化を喜び合いました。
秋ごろから、”さんぽ”の歌が好きすぎて、曲がはじまると大興奮で歌ってくれるようになりました。
歌に夢中で、赤!の手は挙がらなくなったのですが、その嬉しそうな表情を見ると、こちらも嬉しくなります。
夏に行った魚になって海で泳ぐ曲では、先生がバギーを押してくれ、本当に魚になったみたいにスイスイと気持ちよさそうな表情をしてくれました。
Fくん、色々な表情を見せてくれました。
鈴だけでなく、マラカスを振るのも上手で、ミュージック活動を盛り上げてくれました!
どの曲でも積極的に参加してくれ、ミュージック活動が終わったら放心状態。
燃え尽きている表情も、また愛らしいのです。
一度だけ、バギーから降ろしてもらい、マットの上で楽しんだことがありました。
上半身だけでなく、全身で音楽を楽しみすぎて、マットから下半身が落ちてしまいました。
笑顔いっぱい、汗いっぱいで楽しんでくれるFくん。
2023年も色々な表情を引き出せるよう、音楽を使って刺激をたくさん届けたいです。