ミュージック活動

6月の発達支援ミュージックの様子(放課後等デイサービスぽかぽかさん)

6月の発達支援ミュージックは、雨のおさんぽを楽しみました。
雨が降ったり、カエルに会ったり、「雨も楽しい!」と思ってもらえるウキウキした内容です。
何度も参加してくれる方が多くなり、毎回必ず行う音楽活動への反応がとても良いです!
満面の笑みを見せてくれたり身体を動かしたり、それぞれの楽しみ方を見せてくれとても嬉しく思っています。


6月はガラッと反応が変わったKくんの様子をご紹介します。
Kくんは耳が聴こえずらく、最初のころはミュージックで何をしているのか伝わっていなかったように思います。
聴こえずらいせいでしょうか、いつも表情が、学校の音楽室に飾ってあるベートーヴェンのような顔をしていました。

たまたま隣に来た、数か月前。この日からkくんはベートーヴェンの顔をしなくなりました。
隣で、わらべうたを一緒にやると、表情が明るくなるだけでなく、顔色も明るくなりました。

最近では、私の顔をじっと見て音楽を聴こうとしてくれるようになりました。

6月は久しぶりにKくんがお隣に来てくれました。
みんなが大好きな曲『ぐにゃぐにゃビート』。
ロックのビートに乗せて手や足の脱力を行い、身体をほぐしていく曲です。
この曲の時、Kくんはじっと私を見ていることが多かったのですが、隣に座った今回は違いました。
私のキーボードをじっと見て、私が弾くビートに合わせてリズムを取ってくれました。
それは、聴こえる音に合わせてリズムを取るというより、かすかに聴こえる音と私の腕の動きを合わせているように思いました。
Kくんの動きは敏腕プロデューサーがアイドルの歌をふむふむと聴いているようなかんじでした(笑)(想像つきますか?)

Kくんと音楽を心で共有できたのを感じました。
私だけでなく、Kくんもそれを感じてくれたのでしょう。

7月にお伺いした時、Kくんはとっても明るい表情で私を出迎えてくれ、ニコニコと笑ってくれました。

6月以降、敏腕プロデューサーKくんの姿は見られませんが、発達支援ミュージックに心を開いてくれたのを感じます。
今後のKくんの反応が楽しみです。