5月の発達支援ミュージックは、大きなスカーフでそよそよと流れる川を作ったり、小さなスカーフでお花を咲かせたり、春の小川をテーマに音楽を楽しんでもらいました。
5月のわらべうたは、”つくしはつんつん”。春の植物を身体を使って表現しました。
わらべうたは反復することで楽しさが増します。
3回ほど繰り返すと曲がわかるようになり、みんなが笑顔を見せてくれるようになります。
4~5回目には先生方につんつんされたりほっぺをタップしてもらうタイミングを「来るぞ、来るぞ」と嬉しそうに待ってくれます。
今月はHくんのお話。
Hくんの「楽しいの合図」は、ぎゅっと固く噛み締めている歯が緩むときです。フッと力が抜け表情が和らぎます。
Hくんのその姿はわらべうたの時にはなかなか見ることができないのですが、つくしはつんつんは「楽しいの合図」を見せてくれました。
私は嬉しくなって、いつもの倍ほどわらべうたを繰り返してしまいました(笑)
今回、「楽しい合図」のほかに、かわいらしい「やってやっての合図」も見せてくれました。
Hくんと一緒にミュージックを楽しんでくださった先生は、Hくんともう一人のお友だちと音楽を楽しんでいました。
Hくん・先生・お友だちと三人横に並んで、順番に先生と楽しみます。
ボートを漕ぐ動作を楽しむ音楽では、先生と向かい合って手を繋ぎ、音楽に合わせて引っ張り合いをしてもらいました。
先生と手を繋ぎ楽しんでいるHくんの表情は力が抜け、とてもリラックスしていました。
さあ、お友だちと交代の時間。先生がお友だちとボートを漕ぐと、Hくんは先生に向かって手を振って、僕と「やってやっての合図」。
先生がHくんのアピールに気づき、Hくんとボートを漕ぐ。すると、リラックスして「楽しいの合図」。
先生がお友だちとボートを漕ぐと「やってやっての合図」。この繰り返し(笑)
この微笑ましい姿をミュージックの間で何度も見せてくれました。
Hくんがミュージックに慣れ、楽しんでくれている事が伝わり、とても嬉しく思います。
Hくん、次はどんな合図を見せてくれるかな?楽しみです。