ミュージック活動

1月の発達支援ミュージック(放課後等デイサービスぽかぽかさん)

三寒四温の季節となり、朝夕冷え込む日が続いています。
ミュージックの時間を通して、寒さで固くなったみなさんの身体を、楽しくほぐしていきたいと思っています。

今回は、少し難聴気味のKくんのお話です。
Kくんの表情は、私がお伺いしている間、聴こえにくくて「は?」と聞き返すときの顔をしています。
少し眉間にシワが寄った表情です。

そんなKくんが初めて私のとなりでミュージックを受けてくれました。
私の歌やピアノの音はあまり聴こえていないようで、はじめは何をやっているのかわからない様子でした。
最初は私の方ではなく、施設内にあるKくんのお気に入りの場所をじっと見たまま、私と目が合うことはありませんでした。

Kくんの身体に触れてリズムを取っててみると、嫌がる様子はなく続けさせてくれました。
Kくんが眉間にシワが寄った表情をそているのは、ミュージックの時間が嫌なのではなく、聴こえにくかったのだと確信しました。

そこからは、音の強弱・音の長さ・音のニュアンスを私の指先を使ってKくんの身体に触れながら伝えていきました。
Kくんが音楽を感じようと心開いてくれていくのを感じました。
ぎゅっと握ってパッと離す、緊張弛緩を音に合わせて感じてもらうと、Kくんの表情が一気に晴れました。
ぎゅっパッを続けると、リラックスした表情でじっと私を見つめてくれました。

今回のレッスンのおかげで、Kくんがもっとミュージックの時間を楽しめる方法がわかり、とても嬉しく思いました。

次回も一緒に楽しもうね!

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