7月にとびきりの笑顔でアイアイを踊ってくれたJくん。
リトミックの準備をしていると、いつもは一番遠くで見ているJくんが私の近くに来てくれるようになりました。(Jくんの前回の記事はこちらです。)
リトミックを楽しんでくれるようになったJくんですが、リズム遊び【あいさつ】になると、遠くへ戻ってしまいます。
【あいさつ】では、音楽に乗せて一人一人名前を呼んで、楽器を叩きます。
Jくんは、注目されることが嫌なようで、お友だちが名前を呼ばれていても平気なのですが、自分の番が来ると首を横に振りながら遠くへ行ってしまいます。
それが何回が続いたので、【あいさつ】でJくんの番が来たら「あいさつする?」と声を掛けるようにしています。
毎回そっぽを向くことで「やらないよ」と教えてくれるJくんは、楽器を触りません。
そんなJくんが始まる前から、あいさつ用に用意していたタンバリンに興味を示していました。
【あいさつ】が始まってもその場を離れず、「あいさつする?」と声を掛けてもそっぽを向きませんでした。
音楽に乗せて名前を呼ぶと、初めてタンバリンを叩くことができました!
先生方も褒めてくださり、嬉しそうなJくんは、その後の活動もタンバリンを離しませんでした。
最後はタンバリンの上に乗り、先生からタンバリンを没収されてしまいました(笑)
振って楽しい!叩いて楽しい!今度は乗ってみよう!と思ったんでしょうね。
発達支援リトミックでは、子どもたちの発想力や自己肯定感を伸ばすことが目的のため、やりたくないことは無理強いしません。
「やってみようかな」の心の変化を見逃さないように、お子さま一人一人を見ています。