2月の発達支援ミュージックは、レッスンの前半はバレンタイをテーマに上半身を使いケーキ作りを楽しみ、後半は下半身を使い雪の散歩を楽しみました。
今月は、発達支援ミュージックに参加するのが3回目のHくんのお話です。
Hくんは、外を見ていることが多く、なかなか目が合わなかったのですが、今回は距離が一歩近づいたように思えるレッスンでした。
はじめに行うわらべうたの時間は、いつものように外を見ていたHくん。
ごあいさつの時間が来て、ごあいさつ用に新しい楽器、電子ドラムパッドを出しました。
私がドラムパッドを叩くと、パッとこちらに顔を向け、興味深そうにドラムパッドを見てくれました。
お友だちが叩いている間も目線の先はドラムパッド。
いよいよ自分が叩く番が来ると、お名前を呼ぶ前から「叩きたい!」と手を出してくれました。
利き手である右手で叩くと、色々な音が出ました。
「もっと叩きたい!」と思ってくれたのでしょう。
だらんと下がっていることが多い左手を胸まで上げてドラムパッドに手を置いてくれました。
今まででいちばんHくんが積極的に発達支援ミュージックに参加してくれた瞬間でした。
そのあともHくんの積極性は消えませんでした。
腕を使って鈴を鳴らす、毎回のレッスンで歌う2曲は、たくさん鈴を鳴らしてくれました。右手で鈴を鳴らしていましたが、左手も音楽を感じてくれていてゆっくりゆっくり動かしてくれていました。
もちろん、Hくんが休憩をする時間もあります。
後半の季節の曲はHくんにとって聴きなれない音楽です。季節の曲がはじまると、外を向いていました。
毎回同じ曲で終わるので、最後の曲はどんな反応をするのかな?とHくんを見ると、首を振って音楽を楽しんでくれていました。
来月は本物のドラムをお部屋に入れて、ドラムとピアノのコンサートを行います。
Hくんはどんな反応を見せてくれるのかな?楽しみです。