リトミック

4月の発達支援リトミックの様子(おかやま内科児童発達支援事業所さん)

4月の発達支援リトミックは、お花をテーマに身体を使って春を表現しています。

大きなお花は手を大きく広げて全身を使って、小さなお花は指だけ広げてお花を作ります。
大きなピンク色のスカーフは、桜の花に見立ててお花見気分を楽しんでもらっています。

Tちゃんは、音楽が大好きな女の子です。
去年の春は音楽に合わせて歩く活動のときは事業所の先生と手を繋ぎ、私が動きを提示して楽しでもらう音楽では私の動きをよく見て真似をしてくれました。
活動に慣れた夏ごろから、先生方に見守られながら自分で動いて音楽を楽しめるようになりました。
秋には私のまねっこではなく、自分で音に乗せて自由な表現ができるようになりました。
冬ぐらいからTちゃんの動きに大きな変化が見られました。
”個”で楽しんでいたTちゃんが、お友だちと音楽を”共有”するようになりました。
音楽に合わせて歩く活動のときはお友だちと手を繋ぐ姿を見せてくれ、大きなスカーフの揺れを見て楽しむ時間にはスカーフの下で「きれいだね」とお友だちに笑いかけていました。
そして今年度。
初めてリトミックを体験するお友だちがいました。
するとTちゃんは、音楽に合わせて歩く活動の時は自発的にその子の手を取り、手を繋いで誘導してくれました。
私が動きを提示する活動のときには「こうやってやるんだよ」とその子にやって見せてあげていました。
リトミック経験が2年目を迎えたTちゃんは自由な表現を楽しむだけではなく、すすんでお友だちのお手本となってくれました。
お友だちのお手本となることでTちゃんの自己肯定感はぐんぐんと育っていっていくと私は思います。
プチ先生となってリトミックを引っ張ってくれているTちゃんの、今年度の成長が楽しみです。