リトミック

6月の発達支援リトミックの様子(おかやま内科児童発達支援事業所さん)

今月は、雨が多い日が続くので、雨のあとに現れる虹の歌を歌いました。
この曲の必需品は、ペダルです。
Bくんは、いつものキーボードに、見慣れない銀色に輝くペダルを見つけました。
そして、すかさずキーボードの下に潜り込みます。
事業所の先生は、私が弾きづらいのではないかと配慮してくださり、Bくんをキーボードの下から出るよう指示しました。

私は、先生にこのままで大丈夫なことを伝えます。
Bくんは、ペダルを手で触れて押して、どんな仕組みなのか見てみたいだけなのです。

初めてキーボードを持って行った半年前も、「押すと音が鳴る」この仕組みを喜んでいました。
興奮してくると、力が強くなり、鍵盤をバンバンと叩きます。
しかし、「優しくしてね。」と伝え、優しく触れてくれたときに感謝の気持ちを伝えると、その後、気を付けて鍵盤に触れてくれます。
今回のペダルも同じです。
「ピアノを弾いている間は、私に貸してね。」と伝え、ペダルを渡すと、何度か押して眺めて、観察が終わると笑顔で私に返してくれました。
そして、演奏をしている間は、私の足元にピッタリくっついて、ペダルの動きをじっくり見ていました。

Bくんの行動から彼の興味があることを理解し、Bくんをはじめ、みんなが40分笑顔で楽しめる時間になるよう配慮しています。