リトミック

我が子の短所ではなく長所に目を向けられるよう、音楽の力を使ってサポートしたい。

私の息子の名は、「音」が付きます。

この「音」は、友人の息子から1文字を取りました。私はその子がだいすきです。

息子も同じく、弟のようにかわいがってくれる、その「〇音くん」がだいすきです。

友人は、早くに結婚をして出産。仲間の中でいちばん最初に母になりました。

私が初めて赤ちゃんを抱いたのが、彼です。

彼が2歳になったとき、「言葉が出ない。」と友人が悩んでいました。

「テレビを付けっぱなしだった私の責任かもしれない。」とテレビを付けない生活をしていたことを、今でもよく覚えています。

その頃の私は、育児に対しても障碍に対しても知識がありませんでしたから、「個人差があるでしょ〜」と軽はずみな言葉をかけたように思います。

彼が発達障がいと診断を受けたのは、入園前でした。

もしかしたら発達障がい?何か違う?と不安を感じたり、発達検査を受けて診断される親御さまは、その子のすべてを受け入れるまでに時間がかかると感じました。

そんな時に、心配事はあっても、子どもが楽しんで通える教室があるという事は、親子の息抜きになるのではないかと考えました。

親子で安心して通える音楽教室を目指して、メンタル心理ミュージックアドバイザー(音楽療法インストラクター)、発達障碍コミュニケーション指導者資格を取得しました。

よつば音楽教室では、現在、個性豊かなお子さまたちが通ってくださっています。

しかし、足を運んでいただかなくては出会うことができません。

福祉施設などへ慰問コンサートに行き、お話を聞くことで、一歩が踏み出せない親御さまがたくさんいらっしゃることを知りました。

それならば、私が足を運んで、音楽を通して、さまざまなお子さまの能力を高め、笑顔にできたらと思い、訪問リトミックをはじめました。

これからは、教室へ足をは運んでもらうスタイルにとらわれず、訪問リトミックを通して、定期的にお子さまに触れ合う機会を作っていき、保護者の方がお子さまの成長を感じ、我が子の短所ではなく長所に目を向けられるよう、音楽の力を使ってサポートしていきたいと考えています。

就学前のより多くの子どもたちに、音楽を通して「楽しい!」「できた!」を体験し、自己肯定感を育んでもらいたいです。

たくさんの子どもが幸せになり、周りに幸せを与えられますように。